自己紹介
こんにちは、奨学金2100万円以上を背負って社会に出た奨学金男です。
私は、3浪して6年制大学に通い、奨学金2100万円を抱えて国家資格を取得しました。
私についてはこちらの記事を読んでください。
そんな私が、浪人時代に感じていた“焦り”と“劣等感”について書きます。
「自分だけ取り残されている」――浪人中、SNSを見るのが怖かった
私は高校2年の時に父がいなくなり、そこから母子家庭になりました。
始めは独学でやっていましたが、1浪目の途中から塾に通うようになりました。
その頃、SNSでは元同級生たちがサークル活動や旅行、恋愛、学園祭の写真を毎日アップしていました。
当時はmixiとfacebookがメインで使われていました。
Twitterもあったと思いますが、当時はまだあまり周りでは使われていなかったイメージです。
正直に言います。
羨ましかったし、見たくなかった。
「自分は何をしているんだろう」
「どうして自分だけ、こんなに取り残されてるんだろう」
そんな気持ちで、毎日がつらかったです。
だから、なるべく同級生のSNSは見ませんでした。
一方で、mixiの浪人コミュニティに入り浸るようになり、勉強は疎かになる一方でした。
健全な浪人生ならば塾で友達を作り、切磋琢磨するところかもしれません。
でも、コミュ障の私は友達を作ることもできず、ネットに居場所を求め、勉強からも逃げていました。
親に甘え、現実から逃げている。
そんなダメダメなガキでした。
他人と比較して苦しむ時間が一番無意味だった
でも、今だから思います。
他人と比べても、人生は一ミリも前に進まないと。
あの頃の私はmixiをはじめ、まとめサイトにも入り浸り、「○○大学に受かったら勝ち」「MARCH以下はFラン」みたいな、変な偏見に支配されていました。
今思えば、それは学力が足りなかった自分の安いプライドを守るための逃げだったのです。
ネットやアニメに没頭して、「現実」を直視するのが怖かった。
でも、自分の人生は自分でしか立て直せない。
そう気づいたのは、大人になった今です。本当にバカなガキでした。
「浪人は長い人生のたった数年」だけど、それでも苦しい
私が浪人していた頃、悪い意味で自分に言い聞かせていた言葉があります。
「浪人は、人生全体で見ればたった数年の遠回りだ」――と。
この言葉は現実逃避に使っていました。
それに甘えてしまって追い込みがができなかった。
だから今浪人中の方に言いたいです。
たった数年浪人しても死にはしないです。
でも「数年の遠回り」はいいけど、その分、覚悟と集中力を持たないと、本当に何年もロスします。
苦しいかもしれない。
でも、限りある時間を無駄にしないためにも、目の前のことに本気で立ち向かいましょう。
セーブしてやり直しができるゲームじゃない。
そんな人生を1日1日必死に生きなきゃ成果なんて出ません。
私は奨学金2100万円を背負って、国家資格を取りました
浪人して、なんとか志望校に合格して、6年制の私立大学を卒業しました。
でも、その代償として、奨学金2100万円という金額を背負いました。
一括返済なんて考えていません。
今も分割で地道に返しています。
ただ、借金=人生の終わりではないとも感じています。
むしろ、そこからどう生きるか。
自分の“負債”を“物語”に変えることが、今の私の人生です。
弱者男性・貧困・奨学金の悩みは「話していい」
私は長い間、自分の苦しみを誰にも言えずにいました。
でも今は、こうしてブログに書くことで、誰かの役に立てたらと思っています。
- 浪人していて苦しい人
- 周りと比べて自分を責めてしまう人
- 奨学金という名の借金に人生を縛られている人
あなたは一人ではありません。
そして、自分の人生を諦めないでください。
最後に:私のような人へ伝えたいこと
- 他人と比較しても、自分は前に進まない
- 現実から目をそらしても、後でツケが回ってくる
- 遠回りは悪いことじゃない。でも、ただ時間を過ごすだけではいけない
これらは、過去の私に言ってあげたいことです。
あなたが今、どんな状況にあっても、人生はいつでもやり直せます。
そして、現実から目を背けず、今がんばれと伝えたいです。
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