奨学金2100万円を背負った私が語る、「奨学金という“影”を明るく語る意味」

人生論・貧困・奨学金

こんにちは、奨学金男です。

私は現在、国家資格を取得し、日々真面目に働きながら、2100万円以上の奨学金を返済しています。

高校2年のときに父を亡くし、母子家庭に。3浪の末に私立の6年制大学へ進学し、気づけば20代後半にして莫大な借金を背負うことになりました。身長168cm、独身、目立った取り柄もない。ただひたすら、「努力と根性」でしか道を切り拓けなかった、いわゆる“弱者男性”です。

私についてはこちらの記事を読んでください。

ですが、そんな私だからこそ伝えられることがあります。

この記事では、なぜ私は「奨学金という“影”」を明るく語るのか、そしてそれがどんな意味を持つのかを、私自身のリアルな体験を交えて綴っていきます。


なぜ奨学金は“影”なのか?

奨学金は、「学びたい人を支える制度」として存在していますが、実態は「借金」です。とくに日本学生支援機構(JASSO)の第一種・第二種奨学金は、返済義務があるローンであり、完済までに20年かかります。

私のように、

  • 私立の6年制大学に通い、
  • 家計が厳しく、
  • 入学金や授業料、生活費まで奨学金に頼らざるを得なかった人間にとって、

奨学金は、未来の希望であると同時に、「影」として常に人生に付きまといます。

ただ、私はその“影”を隠すつもりはありません。むしろ、それを「明るく語る」ことに意味があると、今では思えるようになったのです。


貧困と“自己責任”という呪い

父が亡くなってから、我が家は一気に生活が苦しくなりました。母は昼も夜も働いてくれましたが、それでも足りない。

奨学金を借りれば進学できると言われるも、3浪までして余計な出費がかさみ、教育ローンを借りる羽目になってしまいました。

私立の6年制。学費は年間200万円以上。加えて生活費、交通費、教材費……すべてを奨学金で賄うしかありませんでした。

私が大学卒業時点で抱えた借金は、教育ローンと奨学金の総額で2100万円以上。

「それはあなたの選択でしょ?」

と言われれば、ぐうの音も出ません。

でも、“自己責任”という言葉で片付けるには、あまりにも重すぎる現実があるんです。


奨学金返済は「静かな地獄」

卒業後、国家資格を取得し、ようやく安定した収入を得るようになりました。

でも、返済はすぐに始まります。

  • 返済期間:20年
  • 総返済額:約2100万円以上(利息込み)

住居費や生活費、税金、年金……そして貯金。

しかも、何よりしんどいのは、

「周りにこの重さを共有できないこと」

同年代は、貯金を始めたり、結婚を視野に入れたり、親に仕送りしたりしているのに、私は「自分の借金を減らす」ことが目標。

誰にも言えない孤独。

それが、私にとっての“静かな地獄”でした。


それでも明るく語る理由

では、なぜそんな奨学金のことを、私は“明るく語ろう”としているのか。

その理由は3つあります。


1. 奨学金を借りる前の人に「現実」を届けたい

奨学金は、「借りるとき」には優しく見えます。

  • 審査が通りやすい
  • 利息が安い
  • 手続きが簡単

でも、返すときは「想像以上に厳しい」。

私のように、「返済額が給与の3分の1以上になる」ケースも普通にあります。

借りる前に、その未来を少しでもリアルに伝えたい。だから、私は明るく、でも真剣に書きます。


2. 今、返済で苦しんでいる人に「仲間がいる」と伝えたい

奨学金を返している人の多くが、孤独です。

「こんなはずじゃなかった」
「誰にも言えない」
「これから先どうしよう」

そんな気持ち、私も痛いほどわかります。

だからこそ、私はこのブログで、あえて自分の金額も、背景も、苦しさも“丸裸”にして書いていきます。

仲間はいます。あなたは一人じゃありません。


3. 「弱者男性」というレッテルを、希望に変えたい

正直に言えば、私はスペックの高い男ではありません。

  • 容姿:普通
  • 身長:168cm
  • 家庭環境:母子家庭
  • 学歴:三浪して私立
  • 資産:マイナス2100万円スタート

「誰が好き好んでこんな人生を選ぶか」と何度も思いました。

でも、それでも国家資格を取り、真面目に働き、こうして発信を始めた。

弱者であることを恥じる必要はない。むしろ、その立場から語れることがある。

このブログは、そんな私の“反撃”の場でもあります。


奨学金と生きていく覚悟

奨学金は、返済が終わるその日まで、人生につきまといます。

でも、私はこう考えるようにしました。

「奨学金があるから、強くなれた」と言える人生にしよう、と。

同じように苦しんでいる人がいたら、この記事を届けたい。

そして、もし今、借りようとしている人がいたら、私の話を読んで、もう一度考えてみてほしい。


奨学金返済者の味方になる情報も発信していきます

このブログでは、今後以下のような情報も発信していく予定です。

  • 奨学金返済を少しでも楽にする方法
  • 利息の仕組みと対策
  • 経済的に苦しい中での節約術
  • 副業・スキルアップで収入を増やす方法
  • 弱者男性が生き延びるためのサバイバル術

私の体験をベースに、リアルで実用的な記事を書いていきます。


最後に:あなたへ

もしあなたが今、

  • 奨学金を返していてつらい
  • これから借りようとしていて不安
  • 貧困に苦しんでいる
  • 自分に自信が持てない

そう思っているなら、どうかこのブログを時々のぞいてください。

奨学金という“影”を明るく語ることで、少しでもあなたの心が軽くなるように。私の経験が、あなたの道しるべになるように。

これから、共に生き抜いていきましょう。

奨学金男より。

コメント

タイトルとURLをコピーしました