劣等感まみれだった私が、他人と自分を切り離して考えられるようになったきっかけ|経済的制約と家庭環境に打ち勝ちつつ、自分を取り戻し始めた方法

人生論・貧困・奨学金

こんにちは、奨学金男です。
この記事を読んでいるあなたは、私と同じように、奨学金の返済に悩み、経済的な制約や家庭環境に苦しんでいるかもしれません。もしくは、弱者男性として社会的な偏見を感じ、自分に対する劣等感を抱えているのかもしれません。私もかつてはその一人でした。

私の人生は決して平坦ではなく、経済的な困難、家庭環境の厳しさ、そして社会の偏見に何度も打ちのめされそうになりました。しかし、そこから抜け出そうと頑張り始めています。そこに至るまでには、いくつかの重要な転機がありました。その一つが、「他人と自分を切り離して考えられるようになったきっかけ」です。

私についてはこちらの記事を読んでください。

私の背景:苦しみと葛藤の中で

元々貧困家庭でしたが、私が高校2年生の時から、母子家庭で育ち、経済的な困難はより日常的なものでした。父親が早くに亡くなり、母親が一人で私を育ててくれました。生活は常にギリギリで、元々怠惰な性格であるのもありますが、学校の勉強にも十分に集中できなかったのを覚えています。しかし、そんな中でも、周りが進学するのが当たり前の環境の中で、「何とかしなければならない」ぼんやりと思いながらも、周りに流されつつ大学進学を目指しました。

ただ、大学進学という選択肢を得ることは簡単ではありませんでした。特に、経済的な制約と家庭環境が大きな障壁となりました。進学にはお金がかかる、でも学歴を手に入れることが唯一の希望だと思っていた私は、母の勧めもあり、奨学金を借りる決断をしました。

しかし、奨学金を借りてまで進学したものの、卒業後の返済総額(2100万円以上)を見たときは、どうしても現実が受け入れられませんでした。というよりも現実味がなかったという方が正しいかもしれません。私は、社会で成功するために必死に勉強して資格を取ったものの、現実の厳しさに直面しました。それでも、返済は続けなければならず、経済的な制約は私を常に追い詰めていました。

劣等感と向き合った時期

私が最も苦しんだのは、社会的な偏見と自分に対する劣等感でした。私は自分の立場をよく理解していました。「母子家庭」「奨学金借りている」「経済的に苦しい」という言葉が、私をどこかで他の人と違う存在にしているような気がしてなりませんでした。それでも社会では、こういった背景が見えない場所での勝負になるので、私はいつも自分の立場を意識していました。

他人と自分を切り離して考えることができなかったのです。周りの人が成功しているのを見て、自分と比較してしまい、劣等感がどんどん膨らんでいきました。しかし、ある瞬間、その劣等感を乗り越えるためのヒントを得たのです。それが、他人と自分を切り離して考えるという視点です。

他人と自分を切り離して考えるきっかけ

そのきっかけは覚えていません。

でも、いつの日かこう思うようになりました。

「上には上がいる。どんなに頑張ってもナンバーワンになるのは無理。そして、自分にいくら劣等感を持っていても自分よりも厳しいバックグラウンドを持っているのに頑張って生きている人はたくさんいる。」

私は、自分の人生を他人と比較することをやめることにしたのです。他人の成功を見て自分を卑下することなく、自分に与えられた環境や条件を受け入れ、それを最大限に活かす方法を考えようと思ったのです。

この考え方が、私の生活に変化をもたらしました。それからは、自分の進むべき道を迷いながらも前に進んでいけるようになり、結果的に自信を持ち始めることができました。私は奨学金の返済が重荷であっても、それを乗り越え、積み立て投資を始めることができました。もちろん、生活は楽ではありませんが、過去の自分に比べると、前向きに生きられるようになりました。

弱者男性が直面する障壁

社会的な弱者、特に男性は、教育機会を得る際にいくつかの大きな障壁に直面します。私自身も、貧困や家庭環境、そして社会的な偏見に何度も悩まされました。特に、以下の点が障壁となることが多いと感じています。

  1. 経済的制約
    進学にはお金がかかります。奨学金を借りても、その後の返済が生活を圧迫し、勉強や将来のキャリア形成に不安を感じることが多いです。経済的な制約が大きすぎると、教育の選択肢すら狭まってしまいます。
  2. 家庭環境
    私のように母子家庭で育つと、家計が厳しくなるだけでなく、家庭内で十分なサポートが得られないこともあります。勉強に集中できなかったり、精神的に追い詰められることがあるのです。
  3. 社会的偏見
    「弱者男性」というレッテルを貼られることがあります。経済的に厳しい状況にあると、社会での評価が低くなりがちで、それが自己肯定感を低下させ、ますます社会とのギャップを感じてしまいます。

社会全体での対応策

こうした障壁を乗り越えるためには、社会全体の意識改革が求められます。以下の対応策が考えられます。

  1. 奨学金制度の見直し
    奨学金は返済が大きな負担となります。返済の負担を軽減するための制度改革や、利子の引き下げ、無利子や給付型の奨学金の充実が求められます。
  2. 家庭環境のサポート強化
    経済的に困難な家庭へのサポートが強化されるべきです。子どもたちが安心して学べる環境を提供するため、教育費用の支援や心理的サポートを充実させる必要があります。特に、学校と家庭以外の居場所作りは子どもたちのメンタルケアのためにも必要だと考えます。
  3. 社会的な偏見をなくすための啓発活動
    「弱者男性」という偏見をなくすためには、社会全体で啓発活動を行い、経済的な困難を抱える人々への理解を深めることが重要です。教育やメディアでの意識改革が必要です。

最後に、私自身が経験したように、どんなに厳しい状況にあっても、自分を信じて前に進むことが大切です。経済的な制約や家庭環境、社会的偏見に打ち勝つためには、自分をしっかりと見つめ直し、他人との比較ではなく、自分の成長に焦点を当てることが必要です。
あなたも、どんな困難な状況にあっても、自分の未来を切り開いていくことができると信じています。

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