こんにちは、奨学金男です。
私は今、総額2100万円以上の奨学金を返済しながら生きています。母子家庭で育ち、父を高校2年生のときに亡くし、3浪を経て私立の6年制大学に進学しました。国家資格を取り、ようやく社会人になれたものの、スタート地点にはすでに重たい「借金」がありました。
身長は168cm、独身です。
最近、「そろそろ結婚も考えたいな」と思い、ネットで「婚活パーティー 条件」などと検索してみたんです。
……が、正直、開いた口が塞がりませんでした。
婚活パーティーの条件に驚愕
婚活パーティーの募集要項に書かれていたのは、こんな条件でした。
- 男性の参加条件:身長170cm以上
- 年収:600万円以上(中には800万〜1000万円以上も)
- 大卒以上
- 正社員
- 公務員や士業、医師などの安定職歓迎
「え、これって…婚活って、こんなにハードル高かいんだ…?」
正直、絶望しかけました。
自分の現状はこうです。
- 身長:168cm → ×
- 奨学金2100万円の返済中 → ×
- 国家資格あり → ○
- 正社員 → ○
- 顔面偏差値:ブス → ×
つまり、ほぼ条件から弾かれます。
私についてはこちらの記事を読んでください。
婚活=就活!?「スペック評価」の現実
婚活パーティーって、就活みたいなんですよね。
「学歴フィルター」ならぬ「年収フィルター」「身長フィルター」が当たり前に存在している。
そして、条件を満たせば参加できる回は増え、女性からもモテやすい。でも、条件を満たさないと、最初から除外されてる。
もちろん、すべてのパーティーがそうではありませんが、「女性無料、男性5000円〜8000円」なんて価格設定を見ても、需要と供給のバランスが崩れてるのを感じました。
弱者男性というレッテル
「身長170cm未満」と聞いて、「たった2cmじゃん」と思われる方もいるかもしれません。
でも、この「2cm」は、社会的にはとても大きい壁なんです。
婚活のプロフィール欄に身長を書くと、「170cm未満」の男性はそれだけで足切りされることもあると、SNSや体験談で何度も目にしました。
まるで、社会が「それ以下は人権がない」と言っているような感覚にさえなる。
奨学金の返済があるから、手元に残るお金は少なく、資産もない。貯金もほとんどできません。
こうして私は「弱者男性」として婚活市場に立たされていることに気づきました。
結婚=経済力?「愛」よりも「条件」の時代
もちろん、すべての女性が条件で男性を見ているわけではありません。
でも、統計を見れば「年収600万円以上の男性と結婚したい」と考える女性は多く、その一方で、実際にその条件を満たす独身男性は全体のわずか数%。
つまり、圧倒的な競争です。
私は恋愛経験が豊富なわけでもないし、イケメンでもない。奨学金という借金があり、将来に不安を抱える普通の男です。
でも、「普通」であることが、今の婚活市場では「価値がない」扱いになるのかもしれません。
奨学金2100万円がもたらした人生の足枷
私が進学したのは、6年制の私立大学。国家資格を取るためには避けて通れない道でした。
しかし、学費は年間200万円を超え、生活費も含めて奨学金を借りるしかありませんでした。高校と浪人時代の奨学金と教育ローンを合わせた結果、2100万円以上の負債を背負うことになったのです。
そして今、その返済が始まりました。
この負債がある限り、「結婚して子どもを育てる」という普通の人生設計が非常に困難です。
婚活を通じて気づいた「自分の価値」
婚活パーティーを検索したことで、自分がどれほど「市場価値が低い存在」なのか、痛いほど理解できました。
でも、だからといって、すべてを諦めるわけではありません。
「条件」では戦えなくても、「誠実さ」「生活力」「共感力」など、人としての魅力を磨くことで、少しでも光を見出せると信じています。
私は、今後も奨学金の返済に向き合いながら、自分にできることを積み重ねていきます。
そして、同じように悩んでいる人たち――
- 奨学金の返済に苦しんでいる方
- 婚活で条件に弾かれてしまう方
- 弱者男性と呼ばれて辛い想いをしている方
そうした方々に、少しでも「自分だけじゃない」と伝えられるブログにしていきたいです。
あなたは、どんな婚活をしていますか?
この記事を読んでくださっているあなたは、もしかすると、
- 自分の年収や学歴に自信が持てない
- 奨学金の返済が苦しくて、恋愛や結婚に踏み出せない
- 婚活市場の条件に傷ついている
そんな状況にいるかもしれません。
でも、大丈夫です。
私も同じです。そして、そんな人間でも、前を向いて歩くことはできます。
このブログでは、奨学金、貧困、弱者男性という「見えにくい生きづらさ」を少しずつ可視化していきたいと思っています。
ぜひ、あなたの体験や考えも教えてください。コメントでも、SNSでも、どんな形でも構いません。
一緒に、自分たちなりの幸せのかたちを見つけていきましょう。
まとめ:スペックに屈しない「自分だけの戦い方」を
婚活パーティーの条件を見て、心が折れかけた。
でも、条件がすべてじゃない。条件を満たさなくても、幸せな結婚をしている人はいます。
大切なのは、「どう生きるか」。
奨学金2100万円を背負った私が、どんな風に生き、戦っているのか。そんな姿を、これからもブログで発信していきます。
読んでくださって、ありがとうございました。
コメント