酒が飲めない私たちは、どこに逃げればいい?|奨学金2100万円、孤独と向き合う夜の話

人生論・貧困・奨学金

こんにちは、奨学金男です。

お酒が飲めない人間にとって、世の中はちょっと生きづらい。
職場の飲み会、友人との付き合い、失恋した夜、何かにつけて「とりあえず酒でも飲もうか」という空気が流れる。

でも、私は飲めない。

顔が真っ赤になって、頭はガンガンして、気持ち悪くなる。
「飲めたら楽になるのかな」って思ったことも何度もある。
けれど、現実には酒に逃げることすら許されない体質だ。

そんな私は、2100万円を超える奨学金を抱えて、孤独に、苦しみながら、毎日を過ごしている。
この記事では、そんな“逃げ道がない夜”をどう乗り越えてきたか、そして今なお模索し続けているかを、正直に語ってみようと思う。

私についてはこちらの記事を読んでください。


酒が飲めないことは、想像以上に「逃げ道」を奪う

誰だって、生きていればストレスがある。
仕事、家族、恋愛、お金、将来。どれを取っても、不安は尽きない。
そんな時、世の中の多くの人は、夜の居酒屋で一杯飲んで、少しだけでも現実を忘れることができる。

だけど、私にはその選択肢がない。

周囲は「1杯ぐらいなら大丈夫でしょ?」と軽く言う。
でも、体が拒否反応を起こすから、本当に飲めない。
それを説明しても、「ノリ悪いな」「つまんない奴」みたいな顔をされることもある。

お酒が飲めないだけで、気晴らしの手段が1つ消える。
そして、その影響は想像以上に深い。


ストレスの正体は「どうにもならない現実」

私は母子家庭で育った。
高校2年のときに父を亡くし、家庭の収入は一気に落ち込んだ。
母は必死に働いてくれたけど、それでも進学にはお金が足りなかった。

3浪して、ようやく受かったのは私立の6年制大学。
学費は年間200万円以上。生活費も含めて、奨学金を限界まで借りた。

結果、高校、浪人期間の奨学金や教育ローンを含めて卒業時の返済総額は2100万円。
それは家でも車でもなく、「自分自身」への投資だった。

もちろん、国家資格は手に入れた。
だけど、初任給は決して高くない。
返済は長く続く。完済する頃には、私はもう50歳に近い年齢になっている。

こんな現実、酒を飲んで一瞬忘れられたらどれだけ楽だろう。
でも私は、飲めない。


「逃げられない夜」にしていたこと

逃げ場がない夜。
誰にも頼れず、スマホを握りしめて、ベッドの中でただ天井を見つめる。

そんな日々が続いたある日、私は小さな習慣を始めた。

歩くこと

夜中にコンビニまで歩く。
誰とも会わずに、イヤホンで音楽を流しながら、街灯の下を歩く。

歩いていると、少しだけ現実と距離が取れる。
「自分は今ここにいる」という感覚を取り戻せる。

そして、歩くことには依存性がない。
むしろ健康になる。

7000歩歩けば健康にもいいらしいけど、7000歩という決まりを作ってしまうと苦しくなる。

気持ちのリフレッシュとして歩く。

逃げるための手段としては、優秀すぎる。

寝ること

つらくなったらとにかく寝る。

寝れば明日の自分はつらいかもしれないけど、今日の自分は救われる。

つらくて寝れないときもあるけど、何も考えずベッドの上にいるだけでいつの間にか寝ている。

悩むと寝れなくなるから何も考えないのが大事。


「逃げること」は悪いことじゃない

私のように奨学金を大量に借りて、孤独を抱えている人は、少なくないと思う。
特に、私のような“弱者男性”と呼ばれる属性の人は、「逃げたら終わり」と思ってしまいがちだ。

でも、違う。

逃げることは、生き延びるための戦略だ。

お酒じゃなくてもいい。
運動や、睡眠をとるだけでいい。
アニメを見ても、ゲームしてもいい。
泣いたっていい。

逃げることで、自分の命を守れるなら、それは立派な「戦い方」だと思う。


奨学金と向き合うために、まず「自分」と向き合う

奨学金2100万円。
この数字を見るたびに、心が押しつぶされそうになる。

でも私は、逃げずに返していくつもりだ。
そのためには、途中で心が折れないようにしないといけない。
だからこそ、「逃げ場」は必要なんだ。

逃げ場を持っている人は、強い。
一人で全てを抱え込まないで済むから。

だから私は今日も、酒以外の「逃げ方」を探している。


同じように苦しんでいるあなたへ

もしこの記事を読んでいるあなたが、
・酒が飲めない
・奨学金の返済に追われている
・孤独を感じている
・自分に価値があるのか分からない

そんな状態なら、私はあなたの気持ちが少し分かる。

私は今も、毎月の返済に悩みながら生きている。
人と比べると、収入も、恋愛も、体格も、自信も、足りないものだらけだ。

でも、そんな私でも、生きてる。
歩いて、寝て、時々泣いて、時々笑って。

逃げられない夜はあるけれど、それでも朝は来る。

だから、今日も何とか踏ん張ってみよう。
酒じゃなくても、あなたの心を守れる“逃げ場”はきっと見つかる。

さいごに:このブログで伝えたいこと

このブログでは、
・奨学金返済のリアル
・母子家庭・3浪・私立大学のリアル
・168cm独身男性の人生
・逃げられない現実と、どう向き合うか

を、赤裸々に書いていこうと思う。

誰かの役に立てるかどうかは分からない。
でも、少なくとも「一人じゃない」と思ってもらえたら嬉しい。

酒が飲めない私は、書くことで逃げる。
そしてそれが、少しでも誰かの救いになるなら、それはとても尊い“逃げ方”だと信じている。


ご感想や、あなたの逃げ方も、よければコメントで教えてください。
奨学金男でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました