こんにちは、奨学金男です。
私は今、奨学金2100万円以上を返済中の30代独身男性です。身長168cm、母子家庭育ち、三浪して6年制の私立大学に進学し、国家資格を取りました。現在はその資格を活かしながら働いています。
私についてはこちらの記事を読んでください。
「弱者男性」や「貧困」「奨学金返済」というキーワードに心当たりのある方、少なくないと思います。私もその一人でした。
そんな私ですが、今は少しずつでも経済的に立ち直ろうと、毎月コツコツとインデックス投資をしています。積立NISAを活用しながら、余剰資金から長期視点で資産形成を目指しています。
S&P500が「気づいたら」過去最高値だった
今日、X(旧Twitter)を見ていたら、こんな投稿が目に入りました。
「S&P500が過去最高値を更新!」
……え?そうなの?
自分の証券口座を見てもいなかったので、まったく気づきませんでした。証券口座のアプリも数ヶ月開いていません。
でもこれ、すごく健全な状態だと、私は思っています。
過去の記事にも書きましたが、投資とは適切な距離を置くことが重要です。
相場は“見ないほうが”上手くいく
投資って、始めたばかりの頃ほど「毎日チャート見ちゃう病」になりがちです。
私も最初は、朝起きてスマホで株価をチェック。
お昼休みにもアプリを開き、夜寝る前もチェック。
ちょっと下がればソワソワ、ちょっと上がっても「明日また下がるのでは?」と不安。
この繰り返しでした。
見ても意味はない。むしろ損。
でも、こうした「日々の値動き」に振り回されるのって、実は投資効率を下げる行為なんです。
なぜなら──
- 精神が不安定になる
- 売買の誘惑が増える
- 長期投資のリズムが崩れる
- 時間の無駄
これ、全部経験済みです。
弱者男性でもできる「ほったらかし投資術」
奨学金2100万円、母子家庭、三浪、低身長。
自分で言ってて悲しくなるワードが並んでいますが、これが私の現実です。
そんな私でもできているのが、「ほったらかしインデックス投資」。
毎月、積立NISAでS&P500連動ファンドを積み立てています。
選んでいるのは、よくある「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で、低コスト投信です。
少額からでも始められます。
そして大事なのが、“見ない”こと。
見ない投資で得られる3つの自由
① メンタルの自由
相場を気にしなくなると、感情のアップダウンがなくなります。
「下がった!どうしよう!」
「上がった!今売ったほうがいいかも?」
そんなストレスから解放されます。
② 時間の自由
相場を見ないことで、無駄な時間が減りました。
まだまだ時間の使い方には改善が必要ですが、少しでも有効に時間を使いたいと思います。
「投資のための時間」は、実はほとんど必要ありません。
③ 思考の自由
相場のニュースに振り回されないというのは、想像以上に快適です。
頭の中が“静か”になるんです。
そして他のもっと大事なことに思考を割けます。
繰上げ返済をしない理由と、私の戦略
私は今でも奨学金を繰り上げ返済せず、毎月決められた額を返済しています。
その一方で、余剰資金は投資にまわしています。
なぜなら、奨学金(有利子部分)よりも、S&P500などインデックス投資の平均リターンのほうが上回ると考えているからです。
例えば…
- 奨学金の利率:変動金利だとしても年3.0%が最大です。
- S&P500の年平均リターン:年4〜8%程度(過去実績)
実際、私の金利は固定金利で0.17%程。
長期で見れば、明らかに投資のほうが“利回り”がいいのです。
「S&P500最高値更新」に気づかなかったけど…
SNSで「最高値更新」の情報を見て、証券口座に久しぶりにログインしてみ、、、ませんでした。
最高値更新ということで増えていると思います。
でも、今金額を知ってしまうと後々下がったときにメンタルに来そうなので、見ませんでした。
老後の使うときに、生活できる分ちゃんと確保されていればそれでいいんです。
投資を始める前に知ってほしいこと
これから投資を始めようと考えている方へ。
特に、以下に当てはまる人はぜひ読んでください。
- 奨学金の返済に悩んでいる
- 預金ゼロで不安
- 貧困や家庭環境に苦しんできた
- 将来に対して漠然とした恐怖がある
これ、全部私が通ってきた道です。
でも、少額でも「投資という選択肢」を持つことで、少しずつ人生が変わり始めました。
弱者男性こそ、「お金の自衛力」が必要
私たちのように、経済的に不利な立場から人生をスタートした人間こそ、「お金を自分で守る力」が必要です。
- 国や親は守ってくれない
- 会社もずっと守ってくれるとは限らない
- 「普通の幸せ」も簡単には手に入らない
だからこそ、積立NISAなどの制度をフル活用し、自分の人生を“お金面”から守る術を身につけるべきです。
最後に:自分の価値は、自分で決める
S&P500が最高値をつけても、それに気づかないくらい淡々と投資を続けられるようになった私。
それは、奨学金に苦しんでいた昔の私には、想像もできなかったことでした。
たしかに、私はいわゆる「弱者男性」かもしれません。
でも──
「弱者でも、負け組にはならない」
それを、これからもブログを通して伝えていきたいと思います。
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