こんにちは、奨学金男です。
今回は「財布を定期的に変えるか、それとも長く使い続けるか?」というテーマでお話しします。
というのも、うちの会社の社長が「財布は3年に一度買い換えて、風水的に良い場所に置いておき、風水的に良い日におろす」と話していたんです。なんでも「お金の流れを良くするため」だとか。縁起の良い日に財布をおろすことで、金運アップにつながるそうです。
一方で私はというと、ここ何年も同じ財布を使い続けています。正直なところ、「変えるお金もないし、気に入ってるし」で済ませてきた部分もあるのですが、最近になって「果たしてこのままでいいのか?」と少しずつ考えるようになってきました。
というのも、私は奨学金の総額が2100万円以上あり、毎月コツコツ返済しながらNISAで積み立て投資をしています。母子家庭で育ち、高校2年のときに父を亡くし、そこから3浪して私立大学の6年制学部に進学。国家資格は取得しましたが、今なお「弱者男性」として、社会の端っこを生きていると感じることがあります。
私についてはこちらの記事を読んでください。
そんな私が、財布を変えることに「どんな意味があるのか」「何を重視すべきなのか」について、経験ベースで書いていこうと思います。
「財布を変えれば金運が上がる」は本当か?
まず、風水やスピリチュアル的な話から入りましょう。
よく言われるのが「財布の寿命は3年」「ボロボロの財布は金運が逃げる」「春(張る)財布がいい」といったことです。たしかに、風水や開運を信じて行動することは、自分の気持ちを前向きにする効果があると思います。実際、社長も生活が順調そうです。
でも、それがすべての人に当てはまるわけではありません。
少なくとも、私のように「貧困」「奨学金」「孤独」に悩んでいる人間にとっては、「財布を変えることより、今日の生活費をどうやりくりするか」の方が圧倒的に重要だったりします。
「財布を変えない」私のリアルな理由
私は今でも5年以上使っている財布を持ち歩いています。ボロボロではないですが、年季は入っています。
この財布を変えない理由は3つあります。
① モノを大切にすることで“自尊心”を守れる
弱者男性、貧困層、非モテ──。こういうワードで検索してこの記事にたどり着いた方なら、なんとなくわかってもらえると思いますが、私たちは人生のどこかで「自分には価値がない」と感じてしまうことが多いです。
そんな中で、「自分が選んだモノをずっと使い続ける」という行為は、意外と精神的な支えになります。「これは自分が選んだ。自分にとって価値がある」と思えるモノがあること。それが、自己否定に押し潰されそうな毎日で、自尊心を保てている要因だと思います。
② 財布を買うお金があるなら、まずは投資したい
今の私は、奨学金返済をしながら、少額でもNISAで積み立て投資をしています。正直、財布に3万円出すくらいなら、その分をNISAに回したいという気持ちが強いです。
「金運アップ」より「資産形成」です。これは、奨学金という“借金”と向き合っているからこその選択かもしれません。
③ “運”に頼るより、自分で道を切り拓きたい
財布を変えることで運が上がるなら──そう思うこともあります。でも、それに期待しすぎるのは違うかなと思っています。
たしかに今の私は、168cm・独身・非モテ・孤独・貧困・借金ありという、いわば弱者男性スペックです。でも、だからこそ「変わるなら、自分の力で変わりたい」と思って生きています。
それでも、財布を変えたいと思う理由
そうは言っても、最近「財布を変えてみてもいいかもな」と思い始めている自分もいます。
その理由は、「心機一転したい」、「環境を変えたい」という気持ちです。
弱者男性なりに、少しずつ前を向けるようになってきた。だからこそ、次のフェーズに進むために「象徴」としての財布を変えるのは、ありなんじゃないかと思っています。
また、そこまで見た目がくたびれているわけではありませんが、社会人として他人に見られても恥ずかしくないものを持つようにしたいと思っています。
財布を変えるべき人・変えなくていい人
結局のところ、「財布を変えるべきか?」の答えは、人それぞれです。でも、自分の経験から、以下のように分類できると思っています。
【財布を変えたほうがいい人】
- 気持ちを切り替えたい人
- 新しい環境に進むタイミングにいる人
- 財布がボロボロで人前に出しにくい人
- 金運を意識すること自体が前向きなエネルギーになる人
【財布を変えなくてもいい人】
- 今の財布に愛着がある人
- お金を使うより、まずは貯めたい人
- 運よりも行動を信じたい人
- 無理なく生活することを優先している人
「お金のこと」で悩む人へ伝えたいこと
奨学金、借金、貧困、孤独……。財布ひとつとっても、私たちのような境遇の人間にとっては、ただのアイテムではなく、人生の重みを映し出す“鏡”だったりします。
私がこの記事で伝えたいのは、「財布を変えること」が良いとか悪いとかではなく、「自分の価値観で決めていい」ということ。
社会やネットには、いろんな“正解”が溢れています。でも、私たちは「他人の正解」に振り回されすぎて、自分の足元を見失いがちです。
さいごに:財布を変える前にやってよかったこと
もし財布を変えようか悩んでいるなら、まずは次のようなことをしてみるのもおすすめです。
- 財布の中身を整理する
- レシートや不要なポイントカードを捨てる
- 現金とキャッシュレスの比率を見直す
- 家計簿アプリを入れてみる
- 投資・資産形成について少し調べてみる
これらをやった上で「それでも財布を変えたい」と思えたなら、きっとそれが“今の自分にとって正解”なんだと思います。
まとめ
- 財布を変えることで気分や運が変わる人もいる
- でも、無理して変える必要はない
- 自分の気持ちを大事にすることの方が、よっぽど大切
- 財布はあなたの価値観の“鏡”。どう扱うかで、自分の未来がちょっとずつ変わっていく
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
奨学金という名の借金を背負って生きる私たちでも、少しずつ前に進むことはできます。このブログが、少しでもあなたの心を軽くできたら嬉しいです。
それではまた。
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