こんにちは、奨学金男です。
私は高校2年生から母子家庭で育ち、何度も挫折を経験しました。
3浪して6年制の私立大学に進学し、国家資格を手に入れました。
現在も奨学金返済に追われながら、毎月の返済とNISAでの積立投資を続けています。
私についてはこちらの記事を読んでください。
身長168cmの独身男ですが、私のような「奨学金男」にとって、大学生活は決して楽しいだけの時間ではありませんでした。
しかし、振り返ってみると、その中でも「やっておいて良かったこと」「後悔していること」がいくつかあります。この記事では、それらについて深く掘り下げてみたいと思います。
1.やっておいて良かったこと
1 一人暮らしをした
大学生活を通して、最も良かったことは「一人暮らしをしたこと」だと断言できます。
進学先が遠方ということで、一人暮らしをする以外に選択肢はありませんでしたが、親から離れて自分だけの生活を築くことができました。
一人暮らしをして初めて、日々の生活費や家事全般を自分でこなす重要性と大変さを実感しました。生活の中での自由度も増し、自己管理能力が身についたと感じています。
大学生活で一人暮らしをしていなかったら、もしかしたら今のように働きながら自分の生活を維持することができなかったかもしれません。学業の合間にやるべきことややりたいことを自分で決められるようになり、社会に出てからの独立心を育むことができました。
さらに、なんとなくですが、家計を成立させることができていたので、社会人になって奨学金返済する上でどれくらいの給料が必要かわかりました。そのため、就職先を選ぶときに大変役に立ちました。
生活費と返済を考えると、一人暮らしでなんとなくの生活の仕方を社会に出る前から感覚的にわかることができたのは本当に良かったと感じています。
1.2 バイトをした
大学生活の中で「バイトをしたこと」も良かったことの一つです。アルバイトは生活費を支えるだけでなく、自己成長にも繋がりました。
私はいくつかの業種のアルバイトを経験し、それぞれの仕事で異なるスキルや人間関係の作り方を学びました。また、将来就職することのない業種の仕事に触れることで、世の中への視野が広がったと思います。大学生はまだ学生扱いされて、社員にやさしくいろいろと教えてもらえるので、楽しく仕事ができました。社会に出た際にも視野を広く持てるということは重要だと思います。
また、アルバイトを通じて「働くということの大変さ」や「お金を得るための努力」を肌で感じることができました。奨学金の返済がどれだけ大変か、アルバイトをしているとよくわかります。お金のありがたみをしっかりと実感できたので、将来に向けて貯蓄や投資に目を向けることが今できています。
1.3 海外と国内の貧困に触れた
大学生活の中で「海外と国内の貧困に触れたこと」も、自分の視野を広げる大きな経験でした。私は大学でのボランティア活動等で、実際に貧困問題を目の当たりにしました。国内外の貧困層が直面している現実を知り、自分よりもひどい圧倒的貧困を見たときに甘えてはいけないと思いました。
貧困問題に関心を持ち、その解決のために何かできることがないかを考えるようになりました。特に、将来の奨学金返済において「お金をどう使うか」という点が非常に重要だと感じるようになり、少しでも賢くお金を運用する方法について勉強を始めました。これが、NISAを使った積み立て投資のきっかけでもあります。
そして、将来的に奨学金を返した後は何か支援する側に回りたいと思いました。
2.後悔していること
2.1 お金の勉強をしなかった
大学生活の中で最も後悔していることは「お金の勉強をしなかったこと」です。奨学金を借りる前や大学に入ったばかりの頃は、金銭管理に対する意識が全くありませんでした。お金に関する基本的な知識や運用方法を学ばずに過ごしてしまったことが、今となっては大きな後悔です。
奨学金を借りる際にも、お金の使い方や返済計画をきちんと考えていなかったため、返済額に対する不安や後悔が今でも残っています。今でこそ計画は立っていますが、若い時にもっとお金の勉強をしていれば、今よりもっと効率よく返済できていたと思いますし、運用もしていれば資産も増やすことができていたと思います。これから奨学金を借りようとしている人や、返済に悩んでいる人には、まずお金に関する基本的な知識を学んでから行動することを強くおすすめします。
さらに、社会人になってから税金や社会保障を学ぶよりも、学生の内からバイトをしながら学ぶのが良いと思いました。
2.2 貯金ができなかった
大学時代、奨学金やアルバイト代で生活していたため、貯金をする余裕がありませんでした。お金が足りないときは、奨学金を生活費にも使いました。しかし、今考えると、少しでも貯金をしておけば、奨学金返済に役立つ資金が確保できていたかもしれません。
貯金をできなかったことが、現在の生活においても影響しています。これからは、少しでもお金を貯めることを意識し、投資や貯金を組み合わせていこうと決意しています。
2.3 交友関係を増やせなかった
最後に後悔していることは「交友関係を増やせなかったこと」です。私はコミュ障であり、陰キャでもあるため、自分の殻に閉じこもりがちで、大学生活でも友達を増やすことにあまり積極的ではありませんでした。しかし、社会に出てからその重要性を痛感しています。多くの人と交流し、情報を共有し合うことがどれだけ価値のあることかを実感しています。
そして、社会人になると友達ができません。今は昔の友達とも連絡を取ることがないので正味友達はゼロです。
交友関係が広がれば、将来のチャンスも広がりますし、様々な視点を得ることができます。これからの大学生活を送る人には、もっと積極的に人と関わり、多くの学びを得ることをおすすめします。
まとめ
大学生活で「やっておいて良かったこと」もあれば、「後悔していること」もあります。しかし、どちらも自分を成長させるための重要な経験です。奨学金を返済しながらNISAで積み立て投資をしている私だからこそ、これからの若い世代には「お金の管理」と「交友関係の重要性」をしっかりと伝えたいと思います。奨学金に悩んでいる人、貧困に苦しんでいる人、そして弱者男性として社会に出ようとする人たちへ、私の経験が少しでも役に立つことを願っています。
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