奨学金の返済はいつから?卒業後のリアルスケジュールと初任給・税金・ボーナスのタイミング

人生論・貧困・奨学金

こんにちは、奨学金男です。

私は奨学金を総額2100万円以上の返済をしている男です。

高校2年の時に家庭が母子家庭となり、経済的に苦しい中でわがままにも3浪して6年制の大学へ進学し、国家資格を取得。現在は毎月の奨学金返済をしながら、NISAを活用して積み立て投資も行っています。

私についてはこちらの記事を読んでください。

そんな私がこの記事でお伝えしたいのは、「奨学金の返済って、いつから始まるの?」というリアルなスケジュールです。

学生時代、私もこの情報をちゃんと知っていれば、もっと計画的に貯金や投資を始められたかもしれません。返済が始まるタイミングだけでなく、社会人1年目の税金やボーナスの時期についても絡めてお話します。

奨学金返済をこれから迎える方、今まさに返済中の方、そして私のように「弱者男性」や「貧困」に苦しんでいる人にも参考になる内容にしました。


奨学金の返済はいつから始まるのか?

結論から言うと、多くの人は卒業後の7ヶ月後から奨学金の返済が始まります。

■ 奨学金返済のスケジュール(日本学生支援機構の場合)

状況返済開始の月
3月卒業10月から返済開始
9月卒業(秋卒業)翌年の4月から返済開始

つまり、例えば2025年3月に大学を卒業した場合、最初の返済月は2025年10月になります。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金(第1種、第2種)を借りていた場合、基本的にこのスケジュールになります。
他の貸与型奨学金もこの日程だと思いますが、各自調べてください。


返済開始までにしておくべきこと

「まだ7ヶ月ある」と思うかもしれませんが、その間に何をするかが超重要です。

1. 収支の管理を習慣化する

奨学金返済は毎月コンスタントにやってくるので、まずは収入と支出を可視化しましょう。

私は新卒の時にこれを怠っていました。

現在では家計簿アプリ(MoneyForward ME)を導入し、生活費の全体像を把握するようにしています。

2. 奨学金の返済額を確認しておく

奨学金は借りた総額、利率(第1種=無利子、第2種=有利子)、返済期間により月額返済額が異なります。

まずは自分の借りた総額、利率、返済期間を確認し、毎月いくら返済することになるのか把握しましょう。
また、返済期間に定額で返済した場合の総返済金額も確認しておくことが必要です。
その中で、一括返済をするのか、繰り上げ返済をするのか、返済期間いっぱい返し続けるのか考えましょう。

正直、毎月の返済は精神的にはかなり重いです。
だからこそ、NISAでの資産形成副業も早めに考えることが大切です。


新卒社会人の収入スケジュールも押さえておこう

奨学金の返済が始まる前に、社会人としての収入面もきちんと把握しておきましょう。

■ 初任給はいつもらえる?

多くの企業では4月末か5月初旬に初任給が振り込まれます。つまり、卒業から1〜2ヶ月は無収入という前提で動く必要があります。

■ ボーナスはいつ?

企業によりますが、一般的には:

  • 夏のボーナス:6月〜7月
  • 冬のボーナス:12月

ただし、新卒1年目は満額出ないケースがほとんどです。
多くの企業は6ヶ月以上以上勤務した人に支払うと思うので、多くの人は冬のボーナスから支給されると思います。
そのため、夏は寸志程度(5万〜10万円)、もしくは支給ゼロのこともあります。


新卒1年目からかかる税金や支出

これ、盲点になりがちなんですが、新卒1年目でも普通に税金・社会保険が引かれます。

■ ざっくり引かれるもの

  • 所得税
  • 住民税(※住民税は翌年6月から)
  • 厚生年金
  • 健康保険
  • 雇用保険

初任給の手取りは、額面の約8割以下になると思っておいた方が良いです。

例えば額面23万円だと、手取りは約18万円前後になります。

ただし、多くの場合、最初の給料からは「雇用保険料」と「所得税」だけ引かれ、健康保険料や厚生年金保険料はまだ天引きされないことが多いです。
しかし、会社の締め日・支払日や入社日によっては、これらの保険料も初任給から引かれる場合もあります。
この辺りは就職先に確認をした方が良いでしょう。

そして、一番恐ろしいのは2年目の6月から住民税が引かれることです。
1年目より給料が低いなんてこともあります。
そのため、そういうときのことも踏まえて準備が必要となります。


私の奨学金返済スケジュール体験談

私3月に大学を卒業し、10月から返済が始まりました。

「借りた時は、普通に返せるだろう」と思っていました。

でも、実際に始まってみると、

  • 家賃
  • 食費
  • 通信費
  • 光熱費
  • 奨学金返済

これだけで手取りはカツカツです。趣味や娯楽にはほとんど使えていません。
それどころか、新卒の時はボーナスなしでは赤字でした。


奨学金返済のリアルな負担感

特に男性の場合、「結婚」「住宅購入」など将来を見据えるほど、奨学金という名の借金はのしかかってきます。

私は現在独身で、身長168センチ。いわゆる“弱者男性”のカテゴリに片足を突っ込んでいると自覚しています。

そんな私が考えるのは、繰り上げ返済はしない(貯蓄・投資優先)です。


返済前の7ヶ月間をどう過ごすべきか?私の提案

奨学金返済が始まる10月までの7ヶ月間で、ぜひ以下のことを意識して過ごしてください。

■ 1. 固定費の最適化

家賃・スマホ・サブスクなど、無駄をそぎ落とすだけで月1〜2万円の差が生まれます。

多くの人はこれだけで、奨学金の返済のほとんどをまかなえてしまうのではないでしょうか。

■ 2. NISAを活用する

新卒1年目からの少額投資は、将来の自分を救う武器になります。
なんなら、大学時代から始めたほうが良いと思います。
将来の奨学金返済に充てるお金の貯金と、老後の時に使うためのお金を資産形成で増やすことはとても勝ち筋が高い準備だと思います(※投資は自己責任でお願いします)。

私は現在iDeCoはせずに、まずは新NISAをおこなっています。

また、私が社会人になったころには旧NISAはありました。
しかし、卒後しばらくしてから始めました。
ここの機会損失は大きいと今でも後悔しています。


まとめ:奨学金返済は準備していれば怖くない

  • 奨学金返済は卒業の7ヶ月後から
  • 初任給・税金・ボーナスの時期を把握する
  • 返済前の期間で生活設計と投資の準備を

私は「奨学金男」として、これからも奨学金2100万円との闘いと共生をリアルに発信していきます。

この記事が、あなたの第一歩の手助けになれば幸いです。

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