【脱・貧困への第一歩】先取り貯金 vs 余剰貯金|あなたに合うのはどっち?

金融投資

こんにちは、奨学金男です。

私は母子家庭で育ち、3浪を経て6年制の私立大学をストレートで卒業し、国家資格を取得しました。
身長168cm、独身で、2100万円以上の奨学金の返済をしながら生活しています。
もちろん返済は毎月コツコツ行っており、繰り上げ返済はせず、その代わりNISAで積立投資を続けています。

私についてはこちらの記事を読んでください。

このブログでは、そんな私のように「弱者男性」「貧困家庭出身」「高額な奨学金返済」という三重苦を抱えている方が、どうやって生き延びていくか、そしてどうやって少しでも豊かに生きるかをテーマに発信しています。

今回は、私がずっと悩み続け、試行錯誤してきた「貯金スタイル」の話です。
それは、先取り貯金余剰貯金の違い。
あなたはどちら派ですか?
それぞれのメリット・デメリットを、私のリアルな経験から紐解きつつ、どちらが向いているのかを考えていきましょう。


そもそも「先取り貯金」と「余剰貯金」って何?

まず言葉の整理から始めましょう。

  • 先取り貯金:給料をもらったらすぐに一定額を貯金や投資用に取り分けるスタイル。
    →「余ったら貯金」じゃなくて、「まず貯金して、残りで生活する」考え方。
  • 余剰貯金:生活に必要なお金を使って、残った分を貯金に回すスタイル。
    →「とりあえず生きていくお金を使って、余ったらなんとか貯める」発想。

どちらが正しいかではなく、自分に合っているかどうかが重要です。


私が「先取り貯金」を選んだ理由

奨学金2100万円以上の返済という現実を前にして、私は「余ったら貯金」は無理だと悟りました。
母子家庭での生活は常に節約の連続で、大学生活でもお金の余裕はゼロ。
返済額が月に数万円となった今、毎月の手取りから確実に将来の自分へ投資する習慣が必要でした。

そこで私は、給料が振り込まれた瞬間に、

  • 奨学金返済分
  • 積立NISAへの投資額
  • 貯金(先取り貯金)

をすべて自動で振り分けています。
残ったお金でしか生活できない仕組みにすることで、無駄遣いを極力抑えられるようになりました。


先取り貯金のメリット・デメリット

メリット①:強制的に貯まる

何より大きいのはこれ。
無理やりでも貯金の習慣がつくと、「使えるお金=生活費」だけと脳が認識します。

生活が成り立つのは、「先にお金が出ていく仕組み」を作ったからです。

メリット②:将来設計が立てやすい

毎月自動で貯まっていくので、
「〇年後にいくら貯まっているか」
「いざというときの生活防衛資金がどのくらいあるか」
が明確になります。

特に奨学金返済者にとって、未来への見通しを持つことは精神安定剤にもなります

デメリット:生活費がギリギリになりやすい

先にお金を貯金や投資に回す分、生活費はタイトになります。
私も一時期、コンビニでの買い物すら贅沢に感じていました。

ただ、これは生活の見直しのチャンスでもあります。
固定費削減や食費管理、サブスクの断捨離など、自己管理能力も自然と向上します。


余剰貯金派だったときの私の失敗

一方で、私は大学時代から社会人の初めのころまで、ずっと余剰貯金派でした。
バイト代は生活費に消え、「余ったら貯めよう」と思いながら、結局いつもゼロ。

なぜなら、「今使えるお金がたくさんある」と錯覚して、ついちょっとした贅沢に流れてしまうのです。
外食、コンビニ、無意味なアプリ課金。チリツモです。

家計簿をこまめにつけるタイプの人なら成功するかもしれませんが私はズボラです。

結果、卒業時の貯金はほぼ0円。
就職しても「とりあえず余った分を貯金しよう」と余剰貯金スタイルを続けた結果、お金はたまりませんでした。


弱者男性・貧困層こそ「先取り貯金」すべき理由

ここが一番伝えたい部分です。

「弱者男性」「非モテ」「貧困層」「母子家庭育ち」「奨学金あり」

このような属性に当てはまる人は、社会的に守られる機会が少なく、転落リスクが非常に高い
だからこそ、自分で自分を守る仕組み作りが必要です。

先取り貯金は、「自動で未来を守る仕組み」になります。
給料が少なくても、少額から始められるのが最大の強みです。
最初は月1,000円からでもOK。大事なのは貯金の習慣化です。


どっちが向いている?簡単セルフチェック

あなたが「先取り貯金」「余剰貯金」どちらに向いているか、簡単にチェックしてみましょう。

質問YESなら先取り貯金向き
毎月お金が足りなくなる
手元にあるとつい使ってしまう
貯金の残高を見てニヤニヤしたい
将来が不安で夜眠れないことがある
投資やNISAに興味がある

3つ以上当てはまれば、あなたは先取り貯金体質だと思います。


私の先取り貯金スタイル:毎月どうやってる?

具体的には、以下のようにしています。

  • 給料が振り込まれる口座から以下の3つに定額自動入金します
    • 奨学金返済用口座
    • 積立NISA口座
    • 生活費用口座

つまり、給料が振り込まれる口座が貯金用講座です。


奨学金という「借金」を背負って思うこと

奨学金2100万円以上という数字は、正直、メンタルにきます。
でも、「借金があるからこそ、堅実に生きよう」というスイッチが入りました。

先取り貯金は、私にとって「返済地獄で沈まないための浮き輪」でもあり、
「少しでも資産を増やしたい」という反骨心の現れでもあります。


まとめ:貧困から抜け出すための“型”を作ろう

  • 余剰貯金は「できたら貯金」=不安定
  • 先取り貯金は「まず貯金」=未来への投資
  • 貧困層・弱者男性ほど、自己防衛のための貯金習慣が重要
  • 小さくてもいい、仕組み化して継続することが鍵

「私にはそんな余裕ない」と思うかもしれません。
でも、本当に大事なのは金額ではなく、習慣化と意思の力です。


最後に|同じように苦しむあなたへ

私もまだまだ借金まみれです。金融資産はマイナスで、結婚もしていません。
でも、だからこそ、「じゃあ自分は何ができるか?」と日々自問しています。

少しでもこのブログが、あなたの心を軽くしたり、「明日からやってみようかな」と思えるきっかけになれば幸いです。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

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