【自己分析×奨学金返済】ビッグファイブ性格診断(BIG5-BASIC)をやってみた結果、弱者男性である「私」が見えてきた本当の姿

人生論・貧困・奨学金

はじめに|奨学金2100万円の返済者としての「私」

こんにちは、奨学金男です。

私は現在、2100万円以上の奨学金を返済しています。

高校2年生のときに父が亡くなり、母子家庭に。進学の夢を捨てきれず、3浪を経て6年制の大学に入学。ストレートで卒業し、国家資格を得ることができました。

今は独身で、身長168センチ。決して裕福でも恵まれた環境でもありませんが、NISAでコツコツ積立投資をしながら、奨学金を地道に返済しています。

私についてはこちらの記事を読んでください。

そんな「私」が今回、ビッグファイブ性格診断(BIG5-BASIC)を受けてみました。

なぜか?

理由はシンプルです。
自分という人間がどんな性格で、これからどう生きていけばいいかを知りたかったから。

奨学金返済や、社会的弱者としての立場に不安を感じている方、そして「自分を変えたいけど、何から始めればいいかわからない」という方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。


ビッグファイブ性格診断とは?

ビッグファイブ診断は、人間の性格を5つの主要因子で数値化・分析する、心理学で最も信頼性が高いとされる性格診断理論です
主に以下の5因子で性格傾向を客観的に測定します。

  • 開放性(Openness)
    新しい経験や価値観を受け入れる創造性や好奇心の高さ。高い人は想像力豊かで変化を好み、低い人は保守的で現実的です
  • 誠実性(Conscientiousness)
    責任感や自己管理能力、計画性。高い人は真面目で信頼でき、物事をやり遂げる力が強く、低い人は気ままで直感的に行動します
  • 外向性(Extraversion)
    社交性や活発さ、対人関係での積極性。高い人は社交的で活動的、低い人は控えめで内向的な傾向があります
  • 協調性(Agreeableness)
    思いやりや共感、協力的な姿勢。高い人は他者と協力したり、争いを避けたりしますが、低い場合は自己主張が強く率直です
  • 神経症傾向(Neuroticism/情緒安定性)
    不安やストレスに対する感じやすさ。高いと心配性で感情の波が大きく、低い人は安定して落ち着いています

ビッグファイブ診断の特徴と活用法は以下の通りです。

  • 性格の「良し悪し」ではなく、特性の強弱を客観的に把握できます
  • 自分の強み・弱みが明確になるため、自己分析や就職活動、適職選び、人間関係の整理など多方面で活用されています
  • 科学的な根拠がある信頼性の高い理論で、組織や企業でも適性診断・人材配置判断で利用が広がっています

ビッグファイブ診断を受けることで、自分では意識しにくい客観的な性格傾向を知るヒントとなります。
診断は多くのWebサイトやアプリで手軽に受けられ、分かりやすいレーダーチャートや単語でのフィードバックが一般的です

私が受けたのは「BIG5-BASIC」という簡易的な性格診断テストで、総合的な傾向をタイプ分けしてくれるもの。MBTIでいうと、ISTP-T型(巨匠)にも近いとされていました。

ちなみに、MBTIもやったことがありますが、よく出る結果はINTP-A型(論理学者)です。

「BIG5-BASIC」は以下からできます。
『嘘』を見抜いて自己分析! | ビッグファイブ性格診断【BIG5-BASIC】


結果:私は「IHRTS型」|劣等感の塊、でも落ち着いた現実主義者

では、実際の私の診断結果を簡単にまとめます。

  • 劣等感が強く、社交的な場では自信がない
  • 外向性は低く、人前では依存的になりがち
  • 協調性は平均的だが、頑固で怒りっぽい面もある
  • 感情の起伏は小さく、心は比較的安定している
  • 創造力は低め。議論や指導は苦手
  • ストレスは感じやすいが、意外と耐性はある

以下は、実際の私の診断結果です。

テストの信頼性

自己理解度

この検査の信頼性の偏差値は「B」です。(S~Cまでの4段階評価)

この結果は少し不自然な所があります。この検査に対し、少し悲観的に回答した可能性があります。従って、自分を過小評価し、得点が低くなっているかもしれません。自分の欠点を少し認めすぎて回答した可能性があります。少し心理的問題があるように回答した可能性が考えられます。以上のことを考慮し、以下の文章を読んで下さい。

交流力

社会との関わり方

総合的に外向的な人と言えるでしょう。心は内向きで、少し打たれ弱く、対人関係に少し消極的なところがあります。また、社会的な接触を好む方ではなく、人前に出ることを極力避けようとし、社交的な場所ではやや依存的に振る舞う傾向があります。


(外向性が10%なのに総合的に外交的な人とは???)

調話力

他者との接し方

総合的に、自分と他人との優先度合が適度で、平均的な協調性を持っている人と言えるでしょう。人に対する思いやりの気持ちは標準的で、他人に敵意を感じたときは、その敵意が表に出ないように隠します。また、他人を疑いやすく、頑固で怒りっぽいところがあります。自分の心理的問題や精神的な不安を認めることができ、心に余裕があり、人に対して融通が利く方でしょう。やや排他的な考えを持つことから、利己的になってしまうことがあります。非社会的行動を起こす可能性は少なく、法律などの社会的規範をやや尊重しない傾向にあります。

適応力

環境適応性

総合的に、真面目な方で、平均的な社会性を持っています。少しなまけ者で、良識性が少し低く、物事に対する判断は感情的なものに左右される傾向にあります。人の考えや意見は素直に受け入れることができ、責任感は人並みに持ち、人から頼られることもあります。一方、自分に対しては劣等感を感じています。

精神力

心の安定性

総合的に落ち着いた人と言えるでしょう。感情的になることはあまりなく、ほどよい競争心を持ち、攻撃的な感情を抑えることができます。また、他人にあまり不信感を抱かず、寛大な心を持ち、不安や緊張が高く、神経質になりがちです。

創造力

クリエイティブ

総合的に知的感性の少し低い人と言えるでしょう。物事を深く考えることが少し苦手です。議論の場では、他人への依存心が強いため、意見が受動的で、あまり自己主張をする方ではありません。やや自分の能力に自信がなく、人に頼るときがあります。また、決断力は平均的で、自分の知識や経験を人に伝えることが苦手で、指導力は少し低いでしょう。思考方法は一般的で、特に物事を論理的に考える方でも、頭が固い方でもありません。

ストレス

ストレス状況

総合的に、現在ややストレスを感じているでしょう。悲観的な傾向にあり、将来に不安を感じたり、何事にもくよくよと考えたりしがちです。緊張は適度であり、深刻な不安感は感じていません。強いストレスを感じている可能性があります。また、心労の水準は高く、精神的に疲れています。心に何か問題を抱えている可能性が少しあります。

ストレス耐性

ストレスの受け止め方

総合的に、ストレスに強い人と言えるでしょう。人並みに問題対処能力をもち、ストレス時に混乱することはあまりありません。また、感受性はほどよく、不安や緊張に捕らわれても普通に対処できます。ストレスを受けたときは、その原因を深く考えず、否定的に捉える傾向があります。また、人と異なった考え方をする部分が少しあります。

⇒ タイプ:IHRTS型

この診断結果を見たとき、正直、「ああ、やっぱりな」と思いました。


弱者男性としてのリアル|ビッグファイブで見えた「私の弱さ」

● 高校2年生から母子家庭に。それなのに怠惰な生活

元々貧困家庭でしたが、高校時代から父が亡くなり、より生活が苦しくなりました。
大学進学は、親の希望もあり、果たすことはできました。
でも、プライドが邪魔をした結果、3浪して国家資格を取れる大学に行きました。

だけど、その過程は怠惰そのもの。
予備校の授業こそ出ていたものの、それ以外の時間はSNSを見たり、2チャンネルのまとめサイトを見たりして勉強に集中していませんでした。

勤勉性が22%にもうなずけます。

診断結果にある「劣等感が強い」「対人場面で自信がない」というのは、たぶんそういう経験の積み重ねのせいだと思います。

● 社会に出ても感じる「居場所のなさ」

国家資格を取り、就職したときは「やっとスタート地点に立てた」と思いました。でも、現実はそんなに甘くない。

身の丈に合わない奨学金の返済、将来への不安、結婚や家族の見通しのなさ。
友達が0人で、新しく友達を作ろうとしない。

診断結果の中で、

「対人関係に少し消極的なところがあり、社交場面では依存的になる」
「不安や緊張が高く、神経質になりがち」

という点は、まさに私そのものです。


ビッグファイブ診断でわかった「希望」

意外だったのは、「ストレス耐性がある」という結果でした。

「不安は感じやすいが、対処はできている」

これを見たとき、少し救われた気がしました。

奨学金返済に追われている今も、
母子家庭で育ち、3浪して、ようやく今の仕事に就けた自分が、
心のどこかで「何とかなる」と思えているのは、ストレスに対して鈍感だからなのかもしれません。


自己分析は“弱者”の武器になる

「弱者男性」「貧困家庭」「奨学金返済」
この3つのどれかに当てはまる人は、少なからず「人生のハードモード」を生きていると思います。

だけど、自己分析を通して「自分の弱点」を理解し、「対処の仕方」を知ることは、武器になります。

▼例えば私の場合

1. 劣等感・内向性 → “人前に出ずに価値を発揮する生き方”を選ぶ

  • 人前で話す、対人営業、飛び込み的な仕事は心的コストが高すぎます。
  • 「1人で完結できる仕事」「少数精鋭の関係性」または「匿名での価値発信」が理にかなっています。

2. 社会的協調性は平均だが、やや頑固 → 「人間関係の距離感を管理できる環境」が最適

  • 人との関係性が密だと疲弊しやすい。無理なチームプレイより「役割分担が明確な関係」が◎。
  • 無理に合わせず、「断る力」を持つことが精神安定につながります。

3. 創造性や指導力が低め → 「模倣・ルールの中で最適化する道」を選ぶ

  • 0から1を作るよりも「既にある仕組みに自分を適応させる」ほうが成果が出やすい。
  • 例:ブログ→収益化ノウハウに従って実行、副業→テンプレートのある仕事(ライティング、アフィリ、動画編集など)

自己肯定感が低くても、生き方の設計次第で「道」はつくれると実感しています。


これから奨学金を借りるあなたへ|「人生に戦略を」

最後に、これから奨学金を借りて大学に進もうとしている人へ伝えたいことがあります。

それは、

「人生に戦略を持ってください」

ただ大学に行くだけでは、奨学金は“借金”になります。
でも、目的があって、計画があって、自己理解があれば、それは「投資」に変わります。

ビッグファイブ診断やMBTIは、その第一歩として有効です。
(MBTIは信頼性がなく、エンタメという声もありますが・・・)

自分がどういう性格か、どういう環境に向いていて、何にストレスを感じやすいのか。
それがわかれば、大学選び、就職、副業、人間関係、すべての選択が“戦略的”になります。


おわりに:「弱さ」を見つめたことで、強くなれた

今回の性格診断で私は、自分の「弱さ」をたくさん見つけました。

でも、だからこそ、これから強くなれると感じました。
「知ること」が第一歩だからです。

あなたも、今がどんな状況であれ、自己理解を深めることで、人生の戦略が立てられるはずです。

奨学金を抱えていても、貧困から来る劣等感があっても、
社会的に“弱者”にカテゴライズされても——

「私は、生き方をデザインする力を持っている」

そう言えるように、これからもこのブログで情報発信していきます。
読んでくださって、ありがとうございました。

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