こんにちは。奨学金男です。
私についてはこちらの記事を読んでください。
「投資なんて、お金に余裕のある人がやるものでしょ?」
「投資なんて、ギャンブルだ」
かつての私も、そう思っていました。
母子家庭で育ち、奨学金は総額2100万円以上。
高校2年で父が亡くなり、大学進学までに3浪。
それでも国家資格を取り、今は正社員として働きながら、毎月の奨学金返済を続けつつ、少額ずつNISAで投資をしています。
身長168cm、独身、多額の負債―いわゆる「弱者男性」の私が、なぜ投資にたどり着いたのか?
そして、投資を始めたことで、お金に対する意識がどう変わったのか?
今回は、私自身のリアルな変化を3つの視点からお話しします。
これから奨学金を借りようとしている人、すでに借りていて苦しい人、毎日働いても貯金ゼロの人――
「それでも人生は変えられる」という希望を、届けたいと思っています。
金銭感覚の変化①:「浪費=損」と自然に思えるようになった
昔の私は、お腹が空くとすぐコンビニへ行って、スイーツや新作のお菓子、ペットボトルのジュースなどをポイポイと買っていました。
仕事で嫌なことがあった日や、疲れている日は特に「小さなご褒美」と称して浪費を重ねていました。
でも投資を始めてから、不思議とそういう浪費がどんどん減っていったんです。
理由はシンプル。
「この500円で投資信託を買ったら、数年後にはもっと価値になって返ってくるかも」、「この500円を生むためには元本〇円必要だ」という考えが自然に浮かぶようになったから。
たとえば、iDeCoや新NISAの積立枠に「1円でも多く入れたい」と思うと、
コンビニのドリップコーヒーですら、すぐには手を出せなくなる。
でもそれが我慢ではなく、むしろ快感になってくるんです。
「今日も我慢したから浮いたお金をNISAに回せる」
そんな“節約→投資”のループが、自分の中でポジティブな習慣になりました。
あと、単純に不摂生が減るので、体重も減ります。
金銭感覚の変化②:お金を“敵”ではなく“味方”として見るようになった
投資を始める前、私にとってお金は「足りない」「苦しい」「嫌なもの」でした。
・働いても働いても、通帳の残高が増えない
・奨学金の返済日が近づくたびに、胃が痛くなる
・資格職のはずなのに、友人と収入格差を感じる
正直、お金のことなんて考えたくもなかった。
逃げたくて、無理して「節約だけ」でなんとかしようとしていた時期もあります。
でも、NISAで積立投資を始めてみると、数字が積み上がっていくのが目に見えて分かるんです。
月1万円でもいい。
投資信託の評価額が少しずつ増えていくのを見るたびに、
「お金って、自分の未来を守る“味方”なんだ」って、だんだん思えるようになりました。
それに、投資をきっかけに「お金の勉強をする習慣」もできました。
FPや簿記の勉強をしようと思ったり、YouTubeで税金や副業の仕組みを学んだり。
知れば知るほど、「無知=損してたな」と気づかされます。
お金は、向き合い方を変えれば、人生の「味方」になる。
そんな当たり前のことを、ようやく実感できるようになりました。
金銭感覚の変化③:「今を生きる力」と「未来を育てる力」を切り分けられるようになった
多くの人が悩むのが、「返済を優先すべきか、投資をすべきか?」という二択です。
私も同じでした。
「奨学金が2100万円もあるのに、投資なんてしてる場合じゃない」
「繰り上げ返済をすれば、利子も減るのに」
でも私は、あえて繰り上げ返済をせず、決められた額を毎月コツコツ返しながら、同時にNISAでの積立も続ける道を選びました。
理由は明確です。
奨学金の利子よりも積み立て投資をした含み益の方が大きいと感じたからです。
そして、投資期間が長期になればなるほどプラスに転じる可能性が高い。
それは、「奨学金返済は“過去の自分の選択”に対する責任」だとしても、
“未来の自分”に投資できるのは今の私しかいないから。
投資とは、未来に向けて“希望”を込める行為です。
借金があるからといって、その希望をゼロにしてはいけない。
「今を支える力=返済」「未来を育てる力=投資」――この2つを並行して考える視点が、自分の中に根づきました。
それだけで、将来に対する不安や無力感が、少しずつ薄らいでいったんです。
最後に:貧困と向き合いながら、希望を捨てないという選択
私の人生は、誰が見ても「効率が悪い人生」かもしれません。
3浪、2100万円以上の奨学金、母子家庭、独身…どれも”負け組”です。
でも、そんな私でも投資を始め、少しずつ前に進めています。
金銭感覚が変わり、お金との付き合い方が変わり、
「自分の人生は、自分の選択で少しずつでも変えられる」という実感を得られました。
これを読んでいるあなたが、もしも
「お金がないから何もできない」
「どうせ自分の人生は無理」
と感じていたら、どうか伝えたいです。
あなたにも選択肢がある。
少額でも、時間がかかっても、誰かと比べなくてもいい。
自分のペースで、「自分の未来に投資する」感覚を、少しずつ持ってほしい。
それが、弱者男性だった私から、同じような苦しみを抱えるあなたへの、精一杯のエールです。
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