はじめに
母子家庭で育ち、奨学金2100万円を抱えて6年制大学を卒業した30代独身男性の奨学金男です。
高校2年のとき、父が亡くなり、母が一人で働いて自分を育ててくれました。
進学を選んだ結果、膨大な奨学金を背負い、一括返済する余裕もなく、今も返済を続けています。
ブラック並みに忙しい職場に疲弊しつつ、人間関係に救われ、国家資格の強みで生活しています。
副業としてこのブログを始め、同じように「奨学金」「貧困」「弱者男性」で悩む人のヒントになればと思っています。
今回は、もし高校2年生の自分に会えるなら伝えたい「3つのこと」を本気で書きます。
1. 「親への感謝を忘れるな」
当時の自分は、反抗期で母親に対して感謝なんてなく、育ててもらって当たり前と思っていた。
- 母がなにか口を開くたびにイラついていた
- 母がどれだけ苦労してお金を稼いでいるか全くわかっていなかった
- 母のことは何も考えず好き勝手に生きていた
何もわかっていないクソガキだった。
でも今は少し分かる。
母はそんなクソガキの自分を見限ることなく育ててくれた。いくつもの仕事を掛け持ちしてお金を稼いでくれた。朝ごはんも、早弁用の弁当も、お昼の弁当も、夜ご飯も全部作ってくれた。もちろん洗濯だってしてくれたし、家事は全部してくれた。私はなにひとつしなかった。
母子家庭の現実は、選択肢が極端に少ない。
進学するなら奨学金しかない。
周りが大学に行くのは当たり前で、自分も大学に行かない選択肢なんてなかった。
行きたいと言った学校を「ダメ」なんて言わないでくれた。
当時の自分に伝えたい。
「どれだけ母がお前にすべてを注いでくれていたか気づけ!」
「誰のおかげで思いのままに過ごせているか考えろ!」
「ありがとう、ってちゃんと言え!」
母の元に生まれたこと、母に育ててもらえたことがどれだけ幸せなことか。
誰が何と言おうと親ガチャは成功です。
子ガチャを外させてしまった母に申し訳なく思う。
2. 「生きる選択肢を増やす勉強をしろ」
勉強もせずに部活や遊びにかまけていた。
将来のことも何も考えずただその場のノリで生きてきた。
- 大学進学は必ずしもする必要はあるか
- 浪人するメリットはあるのか
- 社会に出るとはどういうことか
- お金や制度のことを知っているか
全然調べなかった。
バイトすらもしなかった。
奨学金2100万円を背負った今、選択肢を広げる知識がどれだけ大事だったか痛感してる。
進学も悪くない。
でも「どこで、どの資格を、どの金額で取るか」を戦略的に考えなかった。
本当に大学に行きたければ自分で稼いでから大学に入るべきだった。
高校生の自分に言いたい。
「学校の勉強をしろ!でもそれ以上に、人生の勉強をしろ!」
3. 「弱者の自覚を持て、そしてそこから這い上がれ」
自分は父がいない、母子家庭、金がない、身長168cmの非モテ。
「弱者男性」と呼ばれる側。
でも若い頃は周りに恵まれて何も悩みなんてなかった。
学生特有の無敵感があって、「なんとかなるだろ」で無計画に進学し、借金地獄に陥った。
だから高校2年の自分に言いたい。
「お前は弱者だ。それに気づけ。そしてそこから這い上がれ!」
- 謙虚に自分の現状を客観視しろ
- 自分が底辺ということに気づけ
- 底辺ということに気づかず生きられているのは母のおかげであり、周りに恵まれているからだ
自覚すれば、戦略が立つ。
無い頭を働かせて、「自分が生き延びる道」を探し出して努力しろ。
まとめ
高校2年の自分に、そして同じ境遇の人に伝えたい3つのこと。
1️⃣ 親への感謝を忘れるな
2️⃣ 生きる選択肢を増やす勉強をしろ
3️⃣ 弱者の自覚を持て、そしてそこから這い上がれ
自分は奨学金2100万円を返しながら生きます。
一括返済は無理。でも、副業を始めて、情報を発信して、少しでも前に進みたい。
同じように悩む人の力になりたい。
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