こんにちは。奨学金男です。当ブログを訪れてくださってありがとうございます。
私は奨学金2100万円を借りて大学を卒業し、現在その返済をしながら多忙な職場で働く30代独身男性です。
高校2年生で父を亡くし、母子家庭で進学を決め、3浪して6年制大学へ。国家資格は取れましたが、今は「奨学金返済地獄」とも言える生活をしています。
この記事では、同じような状況の人をこれ以上増やしたくない思いから、「奨学金を借りる前に絶対に考えてほしい3つのこと」を本気で書きます。
「借りてよかった!」と思える人もいます。
でも、奨学金は借金です。
進学すればなんとかなる、という甘い希望だけで借りると、人生設計が破綻することもある。
僕みたいになってほしくない。
そんな思いで書きました。
1. 返済総額と月の返済額を、必ず「シミュレーション」する
まず絶対にやってほしいのは「具体的な金額を可視化する」ことです。
奨学金は借金です。必ず返さなくてはいけません。
奨学金は利息がゼロのものもありますが、僕が借りたのは有利子部分も含めて2100万円。
毎月の返済は、少なく見積もっても数万円単位です。
仮に月5万円を20年以上返す生活を想像してください。
給料がそこそこあっても、手取りから家賃や生活費を引いたら、自由に使えるお金はほとんど残りません。
結婚、子育て、老後資金……全部苦しくなる。
大学の進路説明会では、そこまでリアルな数字は教えてくれません。
だから自分で計算するしかない。
おすすめは、日本学生支援機構の「返還シミュレーション」です。
必ず使ってみてください。
✅ 例:日本学生支援機構 返還シミュレーション
もし「この返済額は無理だ」と思ったら、進学先や学費を見直す大きなきっかけになります。
2. 「本当にその進学が必要か」を問い直す
私は父を亡くして、家計が厳しい中で「大学に行くのが当たり前」と思って進学しました。
でも、3浪して6年制大学に行き、奨学金2100万円を背負いました。
就職は資格職だからできました。
でも忙しさはブラック企業並み。
転職も簡単じゃない。
しかも借金のせいで逃げられない。
進学が悪いわけじゃない。
でも「なんとなく大卒になりたい」「周りが行くから」「将来安定しそうだから」くらいの理由なら、借金してまで行く必要があるのか、真剣に考えてください。
大学のパンフレットは希望に満ちたことしか書いてません。
奨学金は「投資」だといいますが、失敗したらただの「借金地獄」です。
返済をしても、余裕のある生活が将来得られるか考えるべきです。
・就職先の給料はどれくらいか
・資格を取った後の働き方はどうか
・本当に自分がそれを続けられるか
このあたりは、借りる前に徹底的に調べてほしいです。
3. 進学以外の「お金の選択肢」を調べる
多くの人が「奨学金しかない」と思い込んでいます。
でも実際には、以下のような選択肢もあります。
- 返済不要の給付型奨学金
- 地方自治体の奨学金(条件付き返済免除など)
- 企業奨学金(就職すれば免除など)
- 高校・大学独自の学費減免
- 一度就職して貯金してから進学
- 通信制や夜間課程
- 専門学校など安い進路
僕は「全部調べきらないまま」「浪人してでも大学に行こう」と思い込み、結果的に人生で最大の負債を背負いました。
借金する前に、本当に他の道がないか。
これを調べるのは、今のあなたの「義務」だとすら思います。
まとめ:奨学金は「人生のローン契約」
奨学金は教育を受けるチャンスをくれる仕組みです。
でも同時に、返済義務のある借金です。
借りる前に
✅ 総額と月額をシミュレーションする
✅ 本当に必要かを問い直す
✅ 他の選択肢を徹底的に調べる
この3つは必ずやってほしい。
僕みたいに「もう引き返せない」「逃げられない」人生になってから後悔してほしくないです。
【最後に】
僕は奨学金返済が終わるのはまだまだ先です。
返済自体はキツイですが、それでも私は奨学金を借りて良かったと思っています。
一方で、返済に苦しんで絶望をしている人もいます。
奨学金を本当に借りてまで進学するべきかしっかりと考えましょう。少しでも役に立てたら嬉しいです。
読んでくださってありがとうございました。
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